苦手なものばなし
専> 地物の出荷が少ない時期ですし、今回は趣向を変えて、苦手な食べ物の話でもしましょうか。小声で。
ミ> 私、「枝豆」がダメなんです。子供の頃たくさん食べ過ぎまして。収穫時期になると食卓にいつも置いてあって、食べ続けてたことがあったものですから。今はまったく食べません。
専> 「食べず嫌い」ってあるけど、「食べすぎ嫌い」ですね。そういえば社長は「さつまいも」を食べないんですよね。戦中戦後の食糧難の時にむりやり食べてたからだって。これも「食べすぎ嫌い」。
ス> 私は「大葉」がダメ。あと「春菊」も。あの香りがどうも苦手で。あと「ゆず」の香りもダメです。地物で「ゆず」の出荷がある日の帳付けは必死で立っています。冬至の「ゆず湯」のときは家族につきあって一日だけ根性でがまんします。
専> え、「ゆず」の香りって柑橘でしょ。「みかん」とか、「いよかん」「甘夏」「はっさく」は?
ス> すいません、全部ダメです。
専> そうなんだ(驚)。仕事が果実部の帳付けじゃなくてよかったですね。
ス> 実は芋類、「じゃがいも」や「さつまいも」も食べません。ホントは青果市場で勤める資格ないんです。
専> そんな大げさな。別に食べるのが仕事じゃないんだからいいですよ。関係ない。
ミ> 専務さんは?
専> 私は基本的に好き嫌いがない。野菜、果物は全部OKです。しいていえば青果物じゃないけど「でんぶ」がダメ。特にあのピンク色の甘いやつ。このあいだの節分の「恵方巻」も「でんぶ」の入ってない物を食べました。
ミ> 私は「パセリ」、「セロリ」の香りが苦手で。「レタス」もちょっと。
専> 洋菜シリーズ。サラダの時困るでしょ。マ> さんは?
マ> 私は野菜、果物の苦手はないと思いますね。ちょっと思いあたりません。ただ「生もの」がダメなんです。
専> 「生もの」?
マ> ほとんどの「お刺身」がダメです。
専> えっ。じゃ鮨は?
マ> 「生もの」じゃない鮨ネタなら。
専> いや、人それぞれというか、いろいろ出ましたね。よく「近頃の子供は偏食で」って言う人いるじゃないですか。でも子供だけじゃないよね。大人だって人それぞれなんだから。偏食を推奨するつもりはないけど、無自覚に子供にだけ言うのはやめようってことで。ありがとうございました。
(おわり)
帳付け・・・競売時の売上原票への記帳。
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