いちじくばなし
ミ> 「頭なぐられても食べたい」って「いちじく」についての時にだけ言いませんか?
ス> いいます、いいます。何があっても食べたいっていう「いちじく」好きのたとえですよね。そういえば「いちじく」以外では使わないですね。
専> 何で頭をなぐられるんだろう。
ミ> 「いちじく」の木を家の前に植えると縁起が悪いともいいます。何故かはよくわかりません。家の表じゃなく裏の方に接木で植えましょうね。
ス> あと川の側に植えるといいそうですよ。「いちじく」が川面に自分の姿を映して見るんですって。で、いい姿になろうとするから。
専> 子供の絵本に出てきそうな話ですね。「いちじくは川に映った自分の姿を見ていつも泣いていました」。
マ> 「いちじく」は、あっという間に傷んでしまうデリケートなものなので、採ったらすぐに食べないと。あと、なっていると、すぐカラスに突かれちゃうんですよね。わが家にも木がありますが、突かれてないのを採って食べます。
専> 地場物の「いちじく」の写真を先日撮ったばかりです。
ス> あれは「西洋いちじく」ですね。わりと早い時期に出回り始めます。家になってるのは「日本いちじく」っていうんですが、「西洋いちじく」より遅く実がなり、小玉でまん丸な実のものです。
専> 地場物で前に見たことあります。薄い箱に入ってた小ぶりな「いちじく」ですよね。
ス> 「西洋いちじく」ももちろんおいしいですが、私は「日本いちじく」の方が断然好きですね。実のつぶつぶが小さく、実がしっかりしています。甘みも強いですね。傷みが早いので、ほとんど市場に出荷されることはないですが。
専> 「日本いちじく」ね、今度食べ比べてみなくては。
ヤ> わが家にもなってますが、「いちじく」の実を枝から採った根元の部分から、白い汁が出るんですね。それが口に入ると「口が切れる」と子供の頃に聞いて、個人的にしばらく食べなかった時期がありました。
マ> 根元の部分は口につけるわけじゃないんですけどね。皮をむいていくのは反対側ですから。
ス> 「いちじく」を食べると、「お通じ」がよくなるんですよね。私の場合、特に効果てきめんなので、控えめに食べます。一個の半分だけ、とか。
マ> なんですか、それじゃ全然足りませんね。私、「頭なぐられても食べたい」人ですから。
(おわり)
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